無苦庵TV第4回『からだはなぜゆがむ?』

無苦庵TV

(まさみ)今日はなぜからだがゆがんでしまうのか、というのをお届けしていきたいと思います。
からだのゆがみが痛みやコリの原因、と言うのが無苦庵の施術のキーワードの1つだと思うんですけれど、なぜからだはゆがんでしまうのでしょうか?

(院長)生活をしていることによって、ゆがんでいく、ということなんです。

(まさみ)特別なことではなく、生活の中でゆがんでいくんですね。

(院長)そうです。ちょっとしたことですぐゆがんでしまうんです。

(まさみ)ということは、痛みがある人もない人も、みんなゆがむというのは変わらないんですか。

(院長)そうですね。痛みが出ていない方、というのは寝返りなどで、自分のバランスをとることができるんです。
だからゆがんでも元に戻すことができるのでつらくない。痛みのあるみなさんと変わっているというわけじゃないんです。ただ、治し方がうまい。

(まさみ)痛みが出ていない方は、ご自身に自覚があるかないかは分からないけれど、からだが勝手に治してくれている、ということですね。

(院長)そうです。寝てるときの寝返りって意識していないですよね。その意識していないうちに元に戻してくれているんですよ。
寝返りをうたない方というのは、からだが勝手に治してくれる時間がないので、ゆがんだからだが元に戻ってくれないんです。

(まさみ)なるほど、ゆがみを元に戻す上で「寝返り」というのが1つのポイントということですね。

(院長)唯一無意識のうちに元に戻してくれるのが「寝返り」です。

「寝返り」でゆがみが改善されなくなる理由

(院長)ただ、日常生活で気をつけている方は良いのですが、気をつけていないと普段のクセのほうが強くなります。
ゆがみのないゼロの状態から例えばマイナス2くらい移動したゆがんだ状態で普段の動作をはじめているとしたら、そのマイナス2をカバーするために無駄な力が必要じゃないですか。
からだは本来ゼロの状態から全ての動作って始まっているんです。

(まさみ)ではその寝返りでゆがみを元に戻してくれるというのは、寝ている間に、そのゼロの状態に戻すという動きをを「自己治癒」からだが勝手にやってくれている、ということですよね。

(院長)例えば足を組んだりすると骨盤が、右足を組んだら右の骨盤が上にあがってきてしまうんですね。これは寝ている間に元に戻ったり、生活の中で動かしているうちに元に戻ってくれるはずなんですが、これがクセになってしまうと本来のゼロの状態まで戻らないんですよ。

(まさみ)寝ている間に元に戻してくれなくなってしまうということですか?

(院長)そうですね、ちょっとずつちょっとずつずれていって、それが、マイナス1、マイナス2、マイナス3とどんどん変わっていってしまうんです。

本来のゼロを忘れてしまう

(まさみ)それを続けているうちに、本来のゼロがどこであったか分からなくなってしまうくらい、ゆがんでいる状態が自分の中での日常、みたいになっていってしまうということですね。

(院長)そうですね。基準の状態が例えばマイナス3になってしまっていると、ゼロにするまでに+3の力が必要ですよね。そうすると、例えば右手は上がりやすいけれど左手は上がりづらい、というのはそれはもうその分ずれがあるということになります。

(まさみ)明らかに足を組むのは良くないと分かっていても、クセになってしまっていてやめるというのが難しいくらい、足を組んでいないと落ち着かないという方もいらっしゃいますよね。

(院長)それがマイナス3の状態です。

(まさみ)マイナス3の状態が普通というのがからだとしてもインプットされてしまっているから、意識としてもそのマイナス3の形でいることが自然というふうに思ってしまうということですね。
それはどう改善していけば良いのでしょうか。

大切なのはゼロを思い出こと

(院長)まずゼロを知らないとダメですよね。本来知っていたんですけどね。

(まさみ)思い出す、ということですね。

(院長)本などでも色々とゆがみを元に戻す方法というのはあります。
でも自分が今マイナスいくつなのか、というのが分からないと思うので、いろんなものを試せばたまたま自分の状態に合うものもあるかもしれないですけれど、それを探すのってすごく大変だと思うんですよ。

(まさみ)そのゆがんでいるのを元に戻す方法はゆがみ方によって違うということですね。

(院長)そうですね。マイナス3の人とマイナス2の人、これは違いますよね。

(まさみ)ゆがみ方も違うし、ゆがみの大きさも違うということですよね。

(院長)それをみんな同じものをやればよいか、というとそうではないので、ちょっとずつ状態によって変えていかなくてはいけないんです。

(まさみ)例えば組んでいる足を組まないようにしよう、と一生懸命頑張ったところで、もうクセになってしまっていると自分だけで頑張るというのは厳しいのでしょうか。

(院長)ちょっと厳しいですね。これがマイナス0.5とか、多少の範囲でしたら寝ている間に自己治癒力で治してくれるのでよいのですが、それがかなりずれてしまっていると、誰かの手を借りないと厳しいと思います。

(まさみ)では皆さんの中でのチェック法としては、まずご自身でのクセを思い出してみて、足を組んでいるなとか、いつも同じ側でバッグを持っているなとか体重をかけているな、など、どこかだけに負担がかかっていたり、左右非対称な動きが常にクセになっているとか、お仕事で前かがみが多かったり、と言った場合に、自分でなんとかしようと思っても厳しかったり仕事上仕方がないという場合には相談いただいたほうが良いということですかね。

(院長)そうですね。痛みが出ているという時点で1人でなんとかするのは難しいと思ってもらったほうが良いかもしれないですね。
違和感で着ていただくかたもいらっしゃるんですけれど、そういう方ははやいですよね。

(まさみ)はやいですよね。セルフケアなどをお教えしても「あぁ、いいですね!」というからだに良いという実感具合も違いますよね。からだの感覚がまだ生きています。

(院長)ほんとうにびっくりするほどはやいです。

(まさみ)みなさん違和感の状態で来て頂けるとはやく元気になっていただけるんですけどね。
結構我慢に我慢を重ねて、重症、というか、本当にお辛いですよね…という状態でいらっしゃる方が多いですよね。

(院長)何軒も何軒もまわった結果、「自分が変わらなければ」ということに気づいたときから変わっていくので。

「自分が変わる」施術

(まさみ)そうですね。まずはクセがひどくて、自分の意識だけでは難しい方はまずは無苦庵に来ていただきたいというのはありますけれど、そこでゼロを思い出してもらえればあとはご自身でケアしていただけますからね。

(院長)ケアの仕方がわかれば辛いということはまずないですね。

(まさみ)無苦庵では、施術の中でどこがゼロポジションかというのを思い出していただきながら、そのゼロの状態をキープできるようなセルフケアをお教えして、徐々にご自身で管理いただけるようにサポートしていくということですよね。
今できる対策としては、まだおからだがつらくない方は変なクセがつかないように、というのがまず大事ですね。

(院長)若いからつらくない、年になったからつらい、とかではないんですよね。

(まさみ)積み重ねですよね。

(院長)そのゆがんだ状態をどれだけ過ごしてしまったかというところ。その時間が長ければ長いほどゆがんでいく、ということなんです。

(まさみ)ゼロからずれている部分が大きくなるとそれだけ戻るにも時間がかかってしまいますからね。

(院長)いきなりそれをバキバキっとやって元に戻すこともできるんですけれど、でも30分後とかには元のゆがんだ状態に戻ってしまう。

(まさみ)からだ自身はそこはゼロじゃない!と思っているわけですからね。
かってにゆがんだ状態のほうにひっぱられていく力のほうが強いですよね。

(院長)だから「思い出してもらう」というのなによりなんですよ。

(まさみ)その思い出してもらう方法としては無苦庵の施術ではゆっくり動いていただきながらからだをゼロの状態にゆっくり戻としていくとか。

(院長)あと「皮膚」は覚えていますので、皮膚にも本来の形を思い出してもらったり。

(まさみ)皮膚には記憶があるんですよね!

(院長)この話をはじめると長くなりますね。

(まさみ)「皮膚には記憶が残っている」というのは次回にしましょうか。
また、改めて。私もそれを最初に知ったときびっくりしたので。ぜひみなさんにもお届けしたいと思っております。

まず、今日のまとめとしては、ゆがみというのは日々の生活のちょっとしたクセで積み重なっていて、本来であればちょっとしたゆがみは寝ている間に戻してくれるはずが、からだがクセのほうが強くなると、もともとがどの状態がゼロなのか、どこが正しい位置なのかというのを忘れてしまうことによって、もうゼロには勝手には戻らないというのが日常になってしまっていく。
それでからだがゆがんで痛みやコリが出てくるということですね。
まずはゼロを思い出してもらう、というところからはじめて、それを自分でゼロに近づけていけるようにサポートをしていくのが無苦庵の施術ということですね。

では次回は今日少し触れた「皮膚には記憶が残っている」をお届けしたいと思います。
次回もお楽しみに。ありがとうございました。
(院長)ありがとうございます。